「どうして…?どうして!?どうしてっ!!?」


それはあまりにもつらい過去

小さな体に背負うのは誰の屍か





少女は自分を守るため、過去を忘れて生きることを望んだ





 「アンタ…どないしたの?」

出会ってしまったのは必然


逃げられない宿命に少女の叫びが木霊する


 「い…やだ…やめて…呼ばないで……」



 「お前は殺すために在るのだ。」



その体にきざまれたのは



 「使えぬのなら用はない。」



引き裂かれた蝶々



 「殺せ。」



 「こんなに血で汚れているのに…」



彼女は血を、求めてしまったのか…?



 「生きたいと思ってしまったんだ。」









ただ、幸せになりたくて

 「お前の名は…響姫。」











…ドシリアス。恋愛要素はいれないつもりですが、みんなに愛される予定です。